9月30日(土)~10月1日(日)、「TL人間学シリーズセミナー2023第2回」が開催されました! 全国、海外から約1100名が参加

2023年10月5日
レポート
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「必然深度」を深め、真の問題解決に向かう

9月30日(土)~10月1日(日)、経営・医療・教育・福祉・法務などの専門分野に従事する方々を対象とした「TL人間学シリーズセミナー2023第2回」が開催され、約1100名が参加しました(東京プリンスホテルにて。G.ライブ[インターネットライブ中継]で各地にも配信)。
コロナ禍も峠を越え、一見、以前の日常を取り戻したかに見えても、世界にはこれまでの常識や前提が通用しない数々の問題が立ちはだかっています。少子高齢化に伴う中小企業の人手不足や業績不振、医療や教育、法務、福祉の多岐にわたるテーマなど、とりわけ専門分野における諸問題に、TL人間学(魂の学)――人間を魂と見る人間観・世界観によって具体的に道をつけてゆくのが、「TL人間学シリーズセミナー」です。
1日目のプログラムは、シリーズセミナーにおけるこれまでの高橋先生の講義を映像で振り返り、その原点を心に刻むところから始まりました。
そして、教材シートの取り組みやミーティングによって、1人ひとりが、現在、会社や学校、職場で直面している問題への必然深度(目の前の事態に、自分がどれほどの必然をもって向かい合っているのかの度合い)を深めてゆきました。
自らが人生の中でつくりあげてきた「インビジブルシェル」(見えない心の殻)こそ、問題の真の原因であったこと。そのインビジブルシェルを解除したとき、宇宙に流れる指導原理と響働して、真の問題解決に導かれてゆくこと――。その気づきとともに、自分と宇宙がつながっていることの神秘に深い感動と憧れが会場に満ちていったのです。
2日目午前中は、各専門分野に分かれての研修です。それぞれの分野に特有の問題に向き合いながら、自らのインビジブルシェルを打ち破り、事態に対する必然深度をさらに深めることに取り組みました。
その後、再び一堂に会しての研修では、TL人間学に基づく各分野の新しいパラダイム(規範となるものの見方や考え方・価値観)が分かち合われ、大きな拍手が送られました。

WithinからBeyondへ――インビジブルシェルを解除してパラダイム転換を果たす

午後は、いよいよ高橋先生の講義です。
先生はまず、かつては考えられなかった「サステイナブル」(持続可能性)やSDG’s(持続可能な開発目標)などが今や常識となり、時代の価値観、パラダイムが変わりつつあることを示されました。
しかし、真のパラダイム転換は、私たち自身の進化と成長とともに果たされなければならず、だからこそ、1人ひとりがインビジブルシェルを解除して新たな自分を発見してゆく必然を説いてゆかれました。
では、古いパラダイムにとどまる(Within)ことなく、どのように新しい自分を生み出して業界のパラダイムを越えてゆく(Beyond)のか――その具体的な生き方を、教育分野の1人の男性との対話を通して紐解いてゆかれたのです。
人間を魂と見るまなざしによってインビジブルシェルが砕かれたとき、問題の引き受け方、子どもたちや同僚、保護者への関わり方が変わり、さらに多くの人たちの未来に希望を与えていった歩み――。参加者の方々は、1人の実践が世界に与える影響の大きさに目を見張るとともに、感動と共感の大きな拍手が会場に湧き起こりました。
最後に先生は、暗い洞窟の住人が外に出て明るい太陽の世界を知った話をされ、古いパラダイムから新しいパラダイムへの移行もそれと同じであり、そのとき、光に照らされた世界を生きるもう1人の自分が生まれると語られました。
この日、参加者の方々は、それぞれの現場での実践を通して、真のパラダイム転換に向かう新たな一歩を踏み出されたのです。

参加者の声

この場は自分の心を磨き本心に戻れる大切な場所だと感じた

先生の講義の最後、「太陽の光を見たら、もう後ろには戻れない」というお話が心に響き、「一歩を踏み出せば、必ず新しい世界があるんだ!」と強く感じました。勇気をもって、心の力を引き出し、新しい人生を歩みたいと思いました。私は研修医ですが、医療現場で、人間関係の悩みを抱えていました。教材シートに取り組み、ミーティングを通して先輩方とお話しする中で、実践を通して現場の方々と同志になってゆけるとお聴きできたことがよかったです。このセミナーは、定期的に自分の心を磨き、本心に戻れる大切な場所です。ここで頂いた勇気を忘れず、インビジブルシェルを破ってゆきたいです。

(20代女性・医療)

「魂の学」の人間観で生徒に関わってゆきたい

私は塾で仕事をしていますが、様々な試練があり、生徒に対して無力感を抱いていました。でも今日、実践報告をされた方が過酷な中で、先生とご一緒に歩まれる姿を拝見し、ものすごく勇気と励ましを頂きました。「自分では無理だ」というつぶやきが、自分と重なりましたが、先生は「そのつぶやきから実践が始まったのですよ」とおっしゃったので、私もこれから「魂の学」の人間観で生徒に関わってゆきたいと思いました。

(30代女性・教育)

「奇跡を起こす道がここにある」と感じた

私は、障がい者の施設を経営しているのですが、福祉の新しいパラダイムで「障がいは、魂の願いをかなえるための条件」という定義を見て本当にびっくりしました。「このパラダイムで生きていたら、もっと違ったことができたんじゃないかな」と思います。そういうパラダイム転換を生きられた方の実践報告をお聴きして、「奇跡は起こせるんだ」と思ったし、「その道がここにある!」と感じました。そして、同じように課題を抱えて、それを解決しようとしている方がここにはたくさんいることはすごいことだと思いました。あとは実践するのみだと思いますので、私自身が人間を魂存在として受けとめる生き方をしてゆきたいと思います。

(40代男性・福祉)

「TL人間学を基にするとこんなにも現実が変わるんだ!」と感動

実践報告をお聴きして、「TL人間学(魂の学)を基にして取り組むとこんなにも現実が変わるんだ!」とすごく感動しました。私は弁理士をしていて、普段は特許申請の仕事が中心です。今回のセミナーに参加して、依頼者、出願人、代理人の方々が、発明を通してどんな具現をしてゆきたいのかという願いに想いを馳せ、誠意をもって働いてゆきたいと思いました。知財を守るという側面から日本を立て直し、世界を立て直すことに関わってゆきたいと思います。

(50代女性・経営)

「行くべき道が見えてきた」と感じた

私は運送会社を経営していますが、先が見えず、本当に苦しくて、前回からこちらで学んでいます。前回は、「お客さんの夢と幸せを運ぶ会社にしよう」という気づきがあって、心がずいぶん落ち着きました。今回は、そのためには、「社員にも夢をもって幸せになってもらわなければならないのだ」と気づきました。コロナ前に社員が問題を起こして、それをすべて社員のせいにしていましたが、「あれは自分が原因だったんだ」と気づき、あのときに自分が変わることができたら、会社がこんな状態にはならなかったに違いないと後悔しました。今回、行くべき道が見えてきました。

(50代男性・経営)

この場にはすべての業界のインビジブルシェルを引き破る力があると感じた

初日の研修のミーティングで同伴していただき、「自分自身のインビジブルシェルを突破するのは容易ではないな」と思ったのですが、「インビジブルシェルを超えたところに、新しい自分が生まれる」というお話を伺って、大きな希望を頂きました。そのために、私も一生懸命、努力してゆきたいと思いました。私は経営分野ですが、「この場には、どの分野であってもその業界のインビジブルシェルを引き破る鍵があり、ヒントを頂ける」と実感しました。

(60代男性・経営)