7月16日(日)~17日(月・祝)、「TL人間学シリーズセミナー2023第1回」が東京プリンスホテルで開催されました!

2023年7月21日
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セミナーテーマ「人生を取り戻す」

7月16日(日)~17日(月・祝)、経営・医療・教育・福祉・法務などの専門分野の方々を対象とした「TL人間学シリーズセミナー2023第1回」が、「人生を取り戻す」というテーマのもと、東京プリンスホテルで開催されました(G.ライブ[インターネットライブ中継]にも配信)。
5月の「高橋佳子新刊出版記念TL人間学シンポジウム」(詳しくは→コチラ)を経て新たに始まったこのシリーズセミナーは、過去最高となる1600名の登録者を迎えました。
3年間に及んだコロナ禍、ロシアのウクライナ侵攻、国内でも労働市場における人手不足、超高齢化を迎える社会、教育現場が抱える課題など、私たちは今、これまで体験したことのない巨大な問題を目の当たりにしています。そのような現実を前に、それぞれの専門分野はどのように問題解決と新たな世界の創造に向かってゆけばよいのか――本セミナーは、そのことに正面から取り組む2日間となりました。
1日目は、5月のシンポジウムでの高橋先生の講演を振り返るところから始まりました。
人工知能(AI)が人間の知性を超えると言われるシンギュラリティが迫る中で、改めて人間の価値とは何かが問われており、単なる知識の蓄積を超えた真に智慧深い問題解決者になることが求められている――。そのことを深く胸に刻んでゆきました。
続く全体研修では、この講演を柱に、オリジナルの教材シートに取り組みながら、参加者1人ひとりが抱える問題の背景にある原因を深く探究してゆきます。ミーティングも交えながら、参加者の心には次々と新たな発見や気づきが訪れ、語り合いが尽きないほどで、会場は大変な熱気に包まれていったのです。
そして、夕食休憩後の研修では、真の問題解決者の究極のモデルでもある高橋先生が、どのように現実を切り開いていらっしゃるのかを学んでゆきました。
5月よりGLAで開催された世代別のセミナーでは、青年期、壮実年期、老年期と、それぞれの世代特有の問題に応えるカリキュラムを準備され、さらに、団塊の世代が高齢化し後期高齢者が激増する2025年問題が日本社会に及ぼす影響を看破され、2040年、50年を見据えた体制の整備に向かわれる先生――。1人ひとりの問題から社会全体の問題まで、あらゆる角度から深く洞察し、問題解決の道を開いてゆかれる先生のお姿に、「TL人間学(魂の学)を基とした専門家として、自分も真の問題解決者となってゆきたい」という憧れと志が、参加者の胸に呼び起こされていったのです。

高橋先生の講義――必然深度を深め、インビジブルシェルを破る

2日目午前中の分野別研修では、前日に引き続き教材シートの取り組みを進め、人生の目的へと迫ってゆきました。その後の全体研修では、経営・医療・教育の各分野でどのように真の問題解決者として歩んできたのか――それぞれのパネリストからの発表に、会場から惜しみない拍手が送られました。
昼食休憩後は、いよいよ高橋先生の講義です。
先生は、まず、5月のシンポジウム(→コチラ)でも語られた、事態と自分自身の心をつなぐ「必然深度」について言及されました。そして、周りから批判されたり、反対されてもその事態を手放さない深い必然深度を抱くには、鍛えられ、耕された心の力が必要であり、その力を封じ込めてしまうのが先入観の塊である「インビジブルシェル」(見えない心の殻)であると説かれます。
インビジブルシェルで心が覆われてしまうと、人生はある1つの方向へと差し向けられてしまう。そして、私たちがこのインビジブルシェルを解除したときにどのようなことが起こるのか、1人の経営者の男性を壇上に招かれ、その歩みを神理実践報告として分かち合ってゆかれました。万事休すという状況にあって、必然深度を深め、インビジブルシェルを破ったときに、天から降りて来たように新しい道が開かれていったその道行きに、会場は深い感動に包まれました。
最後に、先生は次のように呼びかけられました。
――インビジブルシェルを破ることによって、本当の自分を誕生させることができます。1人ひとりにその道がある。ぜひ、インビジブルシェルを破って、新しい人生に踏み出していただきたいと思います。――
参加者1人ひとりが抱える問題に深く向き合い、その解決に取り組んだ2日間は、先生からの力強いエールとともに幕を閉じ、各分野の新しい未来を開く歩みが始まったのです。

参加者の声

これからこの場で徹底的に学びたい

今回のセミナーに参加して、「何で今まで来なかったんだろう!?」「参加して本当によかった。これからこの場で徹底的に学びたい!」と思いました。先生のお話をお聴きして、自分の人生や世界を変えてゆくためにも、必然深度をどこまで深めてゆけるか、どれほど周りから反対されても、事態を引き受けてゆくことが大切なんだと思いました。教材シートやミーティングを通して、「私、こんなこと感じていたんだ!」「これが私のインビジブルシェルだったんだ」と、1人では気づけない発見がありました。保育園では、「子どもたちは願って生まれてきた」「子どもたちの困惑を願いの次元に運ぶ縁となりたい」という想いで実践に向かってゆきたいと思います。

(30代女性・教育・初参加)

「人生の目的」を忘れずに向かってゆきたい

先生のお話をお聴きして、「事態にぶちあたったときに、インビジブルシェルを破れば解決できる。そうなれたらどんなに素敵だろう!」と憧れを抱きました。教材シートの取り組みでは、自分が嫌なことから逃げていて、好きなことに足が向く傾向があり、それを克服するために頑張らないといけないと思い、すごくスッキリしました。同じ分野の方とのミーティングは、前から友だちであるように感じで、とても楽しかったです。私は、「人の夢を叶えてあげたい」と願っていて、そのための手段を広げているところですが、手段ばかりにならず、「人生の目的」を忘れずに向かってゆこうと思いました。

(50代男性・法務・初参加)

おぼろげだった問題がはっきり見えてきた

今回、初めて参加しましたが、自分にとっておぼろげだった問題が、はっきり見えてくる気がして、先生がおっしゃっていたように、まさにピントが合ってくる感じがありました。これから、もっといろんな方の人生のお話を聞きたいですし、多くの方々と出会いを重ねてゆきたいと思っています。その中で、自分の進路について確信を深め、新しいステージに向かえるように具体的な準備を始めてゆこうと思います。

(60代男性・経営・初参加)

戻ったらすぐ実践につなげてゆきたい

感動でいっぱいです。私も、現実の問題を引き受けて、必然深度を深めて取り組んでゆきたいと思います。実際に生きている方たちが、問題にどのように向き合い、どのように事態を変えてゆかれたのか、そこがすごく参考になりました。さらに、実践する方法も教えていただいたので、「戻ったらすぐ実践につなげてゆきたい」と、今、強く思っています。ミーティングもすごくよかったです。自分が思ってもみないようなことを聞かせてもらって、すごく視野が広がりました。

(60代女性・福祉・初参加)