12月17日(土)~18日(日)、「TL人間学シリーズセミナー2022第3回」が東京プリンスホテルで開催され、約1200名が参加しました!

2022年12月22日
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「2つの扉――まさかの時代を生きる究極の選択」――今シリーズ最後のセミナー

12月17日(土)~18日(日)、経営・医療・教育・法務・福祉などの専門分野の方々を対象とした「TL人間学シリーズセミナー2022第3回」が、東京プリンスホテルで開催されました(G.ライブ[インターネットライブ中継]にも配信)。
このシリーズセミナーは、3月に開催された「TL人間学シンポジウム」を起点として、5月に第1回、8月に第2回が行われ、今回がシリーズ最後のセミナーとなります。
セミナーテーマは、「2つの扉――まさかの時代を生きる究極の選択」。これまでの常識が通用しない、「まさか」と思うような事件が次々に起こる時代の中で、専門分野に従事する方々も、それぞれの現場で問題や試練に直面している――。だからこそ、このセミナーで道を切り開きたいと、全国各地から約1200名の方々が参加しました。

1人ひとりの人生のテーマに向き合い、困難から宝を取り出す

1日目は、高橋先生のオープニングメッセージから始まりました。
先生は、これまでのシリーズセミナーで、「魂としての人間観・世界観」によって日々の生活や仕事を捉え直すことの大切さを学んできたことを振り返りながら、『2つの扉』に紹介された「7つの智慧」のうち、「本心を知る」ことに集中的に取り組んできたと語られました。そして、これまで取り組んできた教材シートを今回のセミナーならではのアプローチでさらに深めてゆくために、新たな教材シートを示されたのです。それは、前回のセミナーの講義で説かれた「困難から宝を取り出す」を実際に掘り下げてゆく取り組みでした。
続く全体研修の中で、参加者は、前回の先生の講義を反芻し、その内容を教材シートを手がかりに自らの現実に重ね合わせてゆきました。グループでのミーティングを交えながら、現実に困難から宝を取り出す道すじが見えてくると、会場の熱も上がってゆきます。
夕食休憩後は、「魂としての人間観・世界観」について、GLAにおける「特別供養」の映像記録などを通して学んでゆきました。「魂としての人間観・世界観」とは単なる思想ではなく、1つ1つの現実の中に息づいているもの――。その観点から1人ひとりが自らの人生や直面している出来事を見つめ直し、魂の存在である実感を深め、事態がまったく違って見えてくる感覚を味わったのです。
2日目は、午前中に分野別研修が行われた後、全体研修では、経営・法務分野から「魂の学」の見方で経営を読み解く「財務諸表研修」について、医療分野から「魂の学」の実践例を社会に発信する「トータルライフ医療学術集会」について、分かち合われました。いずれの発表も、「魂の学」が事態を光転させる現実的な力を発揮することを証すものであり、専門分野に新たな未来を開く大きな可能性を、参加者1人ひとりが強く感じるときとなりました。

新たな時代を開く右側の扉の人間観・世界観――高橋先生の講義

昼食休憩後は、先生の講義です。
先生は、SDGs(持続可能な開発目標)やLGBT(性的マイノリティ)など、近年注目されている考え方を示されながら、「時代が変わる」ということは、人間と世界の関係、関わり方が変わることであり、その土台にある私たちの人間観・世界観がまったく変わってしまうことであると語られました。
そして、人類の常識を根こそぎ変えてしまった天動説から地動説への転換を例に挙げながら、今、私たちが取り組んでいる「左側の扉」(唯物的な人間観・世界観)から「右側の扉」(魂としての人間観・世界観)への転換は、それに匹敵するほどの革命であることを示されたのです。この2つの扉の選択によって、世界に対する受けとめ方やはたらきかけ方が変わり、未来もまったく変わってしまう――。先生は、そのことを、小学校の副校長をしている男性の神理実践報告を通して紐解いてゆかれました。
最後に先生は、時代が変わりつつある今、古い時代の常識を脱却して、右側の扉を開き、新しい実践の在り様を追求してゆくことを呼びかけられました。
右側の扉の世界の生き方こそ、厳しい現実の中から宝を取り出し、人生の目的に向かい、新たな時代を開くことができる――その確信が、参加者の胸に大きな希望を刻んだのです。

参加者の声

「まだ道はある!」と希望を感じた

ものすごく希望を頂きました。私は今、教員をしています。厳しい事態を抱えていて、すがるような気持ちで参加させていただきましたが、「まだ道はある!」と希望を感じました。今、教育の現場では、「もう辞めたい」と言う同僚も多いのですが、「どんなことでも、『魂の学』があれば乗り越えられる」と確信したので、これから、「魂の学」に基づく教育を実践してゆく仲間を増やしてゆきたいと思います。

(20代女性・教育・九州)

事態に対する考えが変わり、目の前が明るくなった

セミナーに来る前は、抱えている問題を周りのせいにして、その気持ちになかなかストップをかけられず、「どうしたものか」と思っていたんです。でも、この2日間、教材シートに取り組んで、「この事態に対して、自分は何ができるのだろうか」と受けとめることで、事態に対する考えが変わり、目の前が明るくなる感じがしました。セミナーは、本当に本心に立ち返ることができる場だと感じています。

(30代男性・経営・近畿)

本心でつながる教育を自分も果たしたい!

講義の最中、ずっと涙が止まりませんでした。実践報告をお聴きしながら、今までの人生や学校での子どもとの関わりが思い出されて、後悔とともに、「本心でつながる教育を自分も果たしたい!」と感じました。「自分にも強い願いがあって、これだけの同志がいて、私は1人じゃないんだ」とすごく希望を頂きました。重度の障がいを持つ生徒と保護者との関わりであきらめがあり、これ以上どうしたらいいかわからなかったのですが、教材シートに取り組む中で、生徒を魂の存在として受けとめていなかった後悔が湧き上がり、「まだできることがある!」と感じました。

(30代女性・教育・近畿)

一生、忘れられないセミナーになった

先生の講義をお聴きして、魂が震えました。初日の「特別供養」の分かち合いでも、先生は、本当に自分の想像を超越した方であることを感じ、自分も、先生との出会いを通して本心を引き出し、人生の使命に向かって歩んでゆきたいと憧れています。また、「困難から宝を取り出す」という智慧の奥深さも改めて深く感じました。上司のパワハラで悩んでいたんですが、新しい関わりによって新しい世界を築いてゆけると確信でき、すごく大きかったです。とにかく感動したとしか言えないような、一生、忘れられないセミナーになりました。

(40代男性・医療・東京)

ここには、今まで勉強してきた福祉の世界にはないアプローチがある

「新しい時代には、新しい実践を」という言葉がすごく心に残っています。自分の中に「世界は変わっているのに、自分だけ変わっていない」という感覚があり、それを超えて「私も変わらなきゃいけないんだ!」と強く実感しました。私は、壁にぶつかるとすぐにあきらめてしまうのですが、それは今までの自分のやり方で、「どうせだめだよ。なるようにしかならない」となっていたことが、教材シートの取り組みを通して見えてきましたし、今日の先生のお話で、「あきらめていて、どうするんだ!」と思いました。本当に希望を持って、「福祉の仕事を明るくしてゆきたい」と思います。また、今回、初めて参入して、今まで勉強してきた福祉の世界にはないアプローチがあり、そこにすごく可能性を感じています。

(40代女性・福祉・東京)

この場には、魂でつながった同志がいることが心強い

右側の扉には現実を変える力があることを、魂深くに刻ませていただきました。明日から、新たな一歩を踏み出せる元気とエネルギーを先生から頂きました。特に、実践報告で、相手を魂と見ることで現実がどんどん変わってゆくことに感動しました。教材シートの取り組みでは、本心や人生の目的へのアクセスに、ステップを踏んで取り組めたことがとても有難かったです。また、ミーティングで、もやもやしていた原因がはっきり見えてきて、困難から宝を取り出すことにはずみがつきました。「自分は1人、孤独。同志がいない」と思っていましたが、この場には、魂でつながった同志がいることが本当に心強かったです。

(50代女性・医療・北海道)