3月27日(日)、「TL人間学シンポジウム」が開催されました! 全国・海外で約3500人が参加

2022年3月31日
レポート
経営
医療
教育
法務
福祉

「永遠の生命の人間観・世界観」によって開かれる専門分野の新たな未来

3月27日(日)、東京プリンスホテルを発信拠点に全国15会場を中継で結び、「TL人間学シンポジウム」が開催されました。
「TL(トータルライフ)人間学」とは、「人間を魂と見る人間観・世界観」を基として、「魂-心-現実」のつながりをトータルに捉え、新たな問題解決と創造の道を拓く実践哲学です。
高橋佳子先生の新刊『2つの扉――「まさかの時代」を生きる究極の選択』の出版を記念して行われた本シンポジウムでは、先生の講演および「TL人間学」を実践する専門分野の方々によるパネルディスカッションが行われ、全国・海外から約3500名の方々が参加しました。
各会場では、受付でマスク交換、手指の消毒、検温が行われ、登壇者やプレゼンターはPCR検査を受けるなど、徹底した感染対策が講じられています。
東京プリンスホテルでは、ロビーに、先生の紹介ボードをはじめ、経営、医療、教育、福祉・介護、法務・会計の5分野の紹介コーナーなどが設置され、開始前からたくさんの参加者で賑わいました。
前半プログラムは、パネルディスカッションです。八木陽一郎さん(ユニティガードシステム代表取締役社長・経営学博士)の進行で、川﨑研二さん(朝日特許事務所所長・弁理士)、山田理恵子さん(ウェルビーイング21訪問介護事業所 居宅介護支援事務所所長)、前田浩利さん(医療法人財団はるたか会理事長・小児科医)が、先生が提唱される「TL人間学」によって、それぞれの専門分野にどのような新たな未来が開かれたのか、その実践の一端を語り合いました。それは、各業界の課題や問題を解決するばかりでなく、1人ひとりの人生をも再生し、輝かせるもの――そのめざましい力に触れた参加者の方々の中で、先生の講演への期待が高まっていったのです。

「人生の公案」に応え、魂の力を解放する

後半は、いよいよ高橋先生の講演です。
先生は、まず、一昨年来、人類は少なくとも2つの「まさか」――1つは新型コロナウイルス感染症の蔓延、もう1つはロシアのウクライナ侵攻――に遭遇していることに触れられました。そして、これらの危機の背景にはあらゆる要因が複雑に絡み合っていて、唯一の解決の鍵は、私たち1人ひとりが内なる魂を取り戻すことであることを明かしてゆかれたのです。
続いて、前半プログラムでパネリストとして登場された経営、医療、福祉・介護の専門家3名を1人ずつ壇上に招かれ、対話のときを持たれました。
いずれの方も、「自己不信」「他者不信」「世界不信」からその人生を始めざるを得なかったこと。しかし、その後、右の扉を開き、永遠の生命の人間観・世界観によって、「自己信頼」「他者信頼」「世界信頼」を取り戻していった歩み――。先生との対話によって、お1人お1人の内からあふれる魂としての歓びと充実、そして、現実を変え、試練や問題を突破する揺るぎない力に、会場は深い感動に包まれてゆきました。
さらに、先生は、3名の歩みはそれぞれに「なぜ、こんなに苦しまなければならないのか」「なぜ、この人生なのか」――という「人生の公案」に応えていった歩みであることを伝えられたのです。
そして、次のように語られました。
――私たちには皆、それぞれの「人生の公案」が届いています。その公案を解かない限り、魂の力は解放されません。本日参加された3500名の皆さんがご自身の「人生の公案」に答えを出し、魂の封印を解かれるなら、その力は増幅され、世界は大きな変貌を遂げてゆくことになります。「まさかの時代」を突破する鍵は、外の世界にはありません。皆さん1人ひとりの魂の内にあることを忘れないでいただきたいと思います。――
「新たな時代潮流をここから起こそう」と呼びかけられる先生。そして、その呼びかけに応えるように、会場からは万雷の拍手が起こりました。
右側の扉を開いたときに現れる新しい世界を垣間見た参加者の方々は、「私も『人生の公案』に応えたい」との想いを強く刻み、世界に貢献してゆく志を確かにしていったのです。

参加者の声

自分自身の魂の解放をめざしたい

3人のパネリストの方々のお話に、とても感動しました。3人とも、「TL人間学」によって人生のどん底から救われたことが伝わってきて、こみ上げてくるものがありました。実は、私は、コロナで身内が亡くなり、今、人生の転換期にあると感じています。私自身は、3人の方々と比べると、恵まれた人生の出発だったと思うのですが、「魂」のことや、「人生の公案」という言葉が胸に突き刺さってきたんです。これから自分も、魂の解放をめざして精進してゆきたいと思いました。

(30代男性・初参加)

「ここで学べば人生観が変わる!」と感じた

3名の皆さんは、それぞれ葛藤があって今がある。それをどう乗り越えてゆかれたのかという実践のお話がとても参考になり、「今日は本当に参加してよかった!」思いました。私は建設に関わる会社を経営していますが、これまで会社を回すことばかりを考えていました。しかし、これからは、「今後、災害が起きても、被災された方々のことをどこまで想えるか」という使命感をもって、仕事に向かってゆきたいと感じました。この場には、本当にいろいろな業種の方が参加していますね。私も、先生のお話を伺い、「ここで学べば人生観が変わる!」「何事にも、魂の入った考え方で向かってゆきたい!」と思いました。

(30代男性・初参加)

すべては未来に向かうための「公案」として受けとめ、越えてゆきたい

私は会社経営をしていますが、この1、2年、「まさか!?」と、想像もつかないことが起こるので、漠然と「今までの延長線上には未来はないな」と考えていたんです。今日は、先生の「人生の公案」のお話を伺い、「過去の出来事も含めて、すべて、これからの未来へ向かうための公案なのかもしれない。1つ1つの事態から逃げずに、しっかりと受けとめてゆきたい」と思いました。3人の方のお話は、すべて心に響きました。先生は本当にパワフルで、「すべてにおいて魂や心が大事だ」とおっしゃっていたので、「私もそのような想いで具体的に行動してゆこう」というパワーを頂きました。

(40代男性)

日本にこんなに素晴らしい先生がいることに驚いた

この週末、アメリカから日本に来たばかりでしたが、先生のお話を聴いていたら、時差ボケがどこかへ消えてしまいました。日本に、こんな素晴らしい先生がいたなんて、本当に驚きです。私は、脳科学の研究をしてきましたが、先生のお話には「なるほど」と納得しました。アメリカでも、サイエンスのレベルは高くても、人格なきサイエンスは崩壊しています。今日の先生のお話は、自分にもプラスだし、学生にもこういう話を伝えられるのは、とてもうれしいことです。今日は、未来に希望を感じました。

(60代女性・アメリカ・初参加)

「人は変わることができる。その力がこの場にはある」と感じた

今日のお話は、ものすごく心に響きました。「本当に人は変わることができる。自分の苦しみを突き抜けて、人のために生きるところまで変わることができる。その力がこの場にある」と感動しました。私自身の「人生の公案」は、まだわかりませんが、今日のシンポジウムに参加していなかったら、そういうことを考えることもなく、70歳、80歳を迎えていたと思うと、今日は、素敵なチャンスを頂いたと思います。私は看護師ですが、コロナ禍で、勤務する病院でも「まさか!?」と思う出来事が次々と起こっています。どんなに忙しくても、自分を振り返り、これから、「TL人間学」のセミナーや講演会に参加して、勉強してゆきたいと思います。

(60代女性・初参加)