『財界』4月号「シリーズ 母の教え」に、ファッションデザイナーの渡辺弘二さん(コージアトリエ社長)が紹介されました

2021年5月6日
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経営

ビジネス雑誌『財界』(財界研究所)2021年4月7日号の「シリーズ 母の教え」(*)第179回に、「Golden Pathシリーズセミナー」でTL人間学(魂の学)を学ぶ渡辺弘二さん(コージアトリエ社長兼エグゼクティブディレクター)が紹介されました。

(*)「シリーズ 母の教え」は、日本を代表する経営トップが母親の生きざまから学んだことを紹介し、現在の家庭教育のあるべき姿を考える連載企画。記事では、渡辺弘二さんの歩みとともに、お母様・八重子さんの人生も紹介されています(お母様は、東京銀座で壱番館を創業したご主人・實さんの3度の出征で、戦時中、店の切り盛りをしながら5人の子どもを育てた)。

ロンドンやパリで服飾を学んだ渡辺さんは、1972年、オートクチュールメゾン「コージアトリエ」を設立し、1991年には英国王室アン王女のスーツをデザイン。王位継承権を持つ英国王室ファミリーの洋服をデザインした初の日本人デザイナーです。
そんな渡辺さんは、かつてスタッフとの仲違い、相続による多額の借金、大手企業の事情による契約の打ち切りなど、様々な試練に直面したそうです。
試練の中、渡辺さんは、TL人間学(魂の学)を学び、スタッフの声を聞き、本心で関わることによって、スタッフと協力しながら仕事ができるようになります。そして、かつては受けとめられなかったお客様からのクレームを「呼びかけ」と受けとめ、よりよい作品を生み出すための改善のアイデアにしてゆきました。
そうした歩みの中で、渡辺さんは、素材の風合いを感じながら、素材の持つ可能性を生かしてデザインすることができるようになり、「衣装はお客様の人生の岐路を支える応援団であり、人を輝かせる衣装をつくりたい」という願いに目覚めていったのです。
このようにTL人間学(魂の学)を学び実践することを通して、渡辺さんは、多くの試練を乗り越え、借金も完済。これまで48年間で毎年春と秋冬の2回、ファッションショーで新しい作品を発表し続けています。とりわけ2015年のパリ・ルーブル宮殿でのファッショッンショーには、大きな反響が寄せられました。
昨年来のコロナ禍で業界全体が厳しい中にあっても、社員1人ひとりとの関わりを見直し、協力体制を強化することによって、今、会社全体が1つになって力強く逆境に立ち向かっています。