新型コロナウイルスはカオス──「私が変わります」で迎え撃つ

2020年2月28日
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連日、新型コロナウイルスのことがテレビやインターネットで様々に報じられ、皆様の中にも、どう考えたらよいのか困惑されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
このようなときこそ、私たち1人ひとりが「魂の学」の視点で事態を捉えることが何よりも大切です。
高橋佳子先生は、新型コロナウイルスについて、次のようにおっしゃっています。

新型コロナウイルスは「カオス」(まだ結果や結論が出ていない、様々な可能性と制約を秘めた混沌とした状態)です。試練は呼びかけ、必ず1本の白い道があります。
今こそ、すべてを学びの時として、「私が変わります」で迎え撃ちましょう。新型コロナウイルスにエネルギーを奪われ、漠然と不安になったり、不要な恐怖に呑まれたりしてはいけません。カオスの顔を正しく見て、神理で行じること。それは、私たちの受信を変え、発信を変えること。「自律―責任」の善我を育み、具体的に行動することです。──

高橋先生のこのお言葉を心に置いて、新型コロナウイルスについて、現時点の見解を分かち合わせていただきます。

事実をあるがままに見る ── 知っておきたい3つのポイント

ずは「事実をあるがままに見る」ことがとても重要です。
新型コロナウイルスに関して、以下の3つのポイントを押さえておきましょう。

(1)散発的な流行にとどまっている
1つめは、2月21日の時点で 、新型コロナウイルスの国内発生は91人で、日本での新型コロナウイルスの感染は、今のところ「散発的な流行」にとどまっています。
街中で次々に感染が起こるアウトブレイクと言えるような状況にはなっていません。この事実を認識することが重要です。

(2)感染者の8割がかぜ程度の軽症で終わる
2つめは、新型コロナウイルス感染症は、ウイルス性のかぜの一種で、感染した8割以上の方がかぜ程度の軽症で終わります。ですので、感染すれば必ず重症化するということはありません。ですから、無闇に恐怖心を膨らませることはないのです。ただし、高齢者(豊心層)の方や、糖尿病や癌、肺疾患、心疾患などのご病気がある方は、そうではない方々と比べて、肺炎など重症化する危険性が高くなりますので、「侮る」ことはできません。

(3)新型コロナウイルスは空気に弱い
また、新型コロナウイルスは、「空気に弱い」という特徴があります。体内から外に出て、空気に触れるとすぐに死滅してしまいます。換気をすれば、ウイルスの効力はなくなるのです。

新型コロナウイルス感染予防のために ── 4 つの対策

では、新型コロナウイルス感染予防のために、私たちは何をすればよいのでしょうか。
基本的な4つの対策をご紹介します。

(1)手洗い─石鹸で洗う習慣を
最も大切なのが、手洗いです。
外から帰宅したとき、学校や仕事先に到着したとき、食事の前、調理の前後、トイレの後など、必ず手洗いをします。マスクなしで咳やくしゃみをした後、鼻水をかんだ後、マスクを触った後なども、手洗いを励行しましょう。流水だけでも、ある程度の効果はありますが、石鹸で手を洗うことをお勧めします。石鹸には界面活性剤が入っていますが、ウイルスは界面活性剤が苦手です。ですから、常に石鹸で手を洗う習慣を身につけましょう。アルコール消毒液も有効です。

(2)咳エチケット─鼻と口をしっかり覆ってマスクをする
咳などの症状がある方が、咳やくしゃみを手で押さえると、その手で触ったドアノブなど周囲の物にウイルスが付着し、そこから他者に感染する可能性があります。
咳が出るときには、鼻と口をしっかり覆ってマスクをするようにしてください。これが咳エチケットです。
マスクがないときは、ティッシュペーパーやハンカチで口と鼻を覆います。とっさのときには、袖で口や鼻を覆うようにしてください。

(3)換気─3時間に1回程度を目安に
3つめは、換気です。
前述のように、新型コロナウイルスは、空気に弱い性質があります。
ご自宅でも、夜休むときは別として、3時間に1回程度、換気をしてください。そのとき、体が冷えないようにホカロンをしたり、ストーブの側にいるようにしたりすることも必要です。人が集まる場でも、3時間に1回程度、換気をして空気を入れ換えるようにしましょう。

(4)検温と受診相談─定期的に体温測定、1日1回を目安に。必要があれば受診相談を
重症化の「兆し」を早期に発見するために、「自分は大丈夫」と思っても、1日1回は体温を測定しましょう。そして、「風邪の症状や、37.5℃以上の発熱が4日以上続いている」という場合は、最寄りの「帰国者・接触者電話相談センター」へ連絡をしてください(※)。高齢者の方や、糖尿病や癌、肺疾患、心疾患などのご病気がある方は、上記の状態が「2日」続く場合に、連絡をしてください。
(※)新型コロナウイルス感染症に感染した疑いのある方からの相談に対応するため、各地域の保健所に「帰国者・接触者電話相談センター」が設置されています。


また、神理実践の1つとして、ぜひ、祈りや禅定に親しみましょう。たとえば、『新・祈りのみち』の中の「光を受けるための祈り」を祈り、自らの心に神の光をお享けしてゆきます。
この機会に、神理のライフスタイルをいっそう確かにしてゆきたいと思います。

苦・衰退になることなく、「自律―責任」を生きる

防災の原則では、【自助】が何よりも大切と言われています。
新型コロナウイルス対策でも、自助、つまり「1人ひとりが自分で自分の身を守る」という意識を持つことが大切です。
新型コロナウイルスはよくわからないことから、漠然と不安と恐怖に陥り、家に閉じこもりがちになってゆくこともあるかもしれません。
しかし、先生は、こうおっしゃっています。


──苦・衰退になる必要はありません。妄想にやられず、「恐怖―逃避」の善我である「自律―責任」を、今こそ生きましょう。自らの受信と発信を転換してゆきましょう。
重要なのは、行動することです。──

先にご紹介した、(1)石鹸での手洗い、(2)咳エチケット、(3)換気、(4)検温、を「行」のように実践し、習慣にして、ご自身やご家族、 そして関わる場を新型コロナウイルスから守ってゆきましょう。

(GLAホームページより)