9月29日(土)~30日(日)、専門分野の方々を対象とした「2018TL人間学セミナー」が開催されました!

2018年9月18日
レポート
経営

「『最高の人生』のつくり方――グレートカオスの秘密」をテーマに約1200名が参加

新しい文明のさきがけとなることをめざして

9月29日(土)~30 日(日)、東京プリンスホテルにて「2018TL人間学セミナー」が、経営・医療・教育などの専門分野の方々を対象に開催されました(トータルライフ総合事務局主催)。1996年より始まった本セミナーは、今年で22年目を迎えます。

相次ぐ自然災害や揺れ動く世界情勢など、流動化の様相を呈する世の中で、私たちはどのように次なる段階へと進むべきか――。プログラムは、高橋佳子先生のオープニングメッセージ映像から始まりました。先生は、「TL(トータルライフ)人間学」(「魂の学」)は、経営や医療、教育などの専門領域において、現実の次元に魂や心の次元を合わせて探求する理論と実践の体系であり、1人ひとりが「魂の学」を学び、生きてゆくだけでなく、仕事の真にあるべき姿を見出してゆくこと、来るべき社会の新しい文明のさきがけとなることをめざしたものが「TL人間学セミナー」であると示されました。

そして、この数年、このセミナーで学んできた「カオス発想術」(目の前の現実を結果未生のカオスと受けとめる生き方)の上に、今年のセミナーは「『最高の人生』のつくり方――グレートカオスの秘密」をテーマに進めてゆくことを発表されたのです。

私たちは、人生や仕事に、どのような青写真(イデア)を思い描いて歩めばよいのか――。その解答の手がかりを与えてくれるのが、先生が本セミナーのために作成された6枚のオリジナル教材シートです。ここから、さらなる先生のメッセージ映像に導かれながら、その教材への取り組みが始まり、1人ひとりが抱えている問題や試練に、新たな発見や解決の糸口が見えてくると、会場からは様々な驚きや歓びの声が上がっていました。この取り組みは、2日目午前中の分野別研修にかけて行われました。

西日本豪雨をカオスと捉え、光転の現実を導かれる高橋先生

1日目の夜の全体研修では、8月に「GLA八ヶ岳いのちの里」で開催された親子対象の「かけ橋セミナー」、またその場を準備する青年たちのために開催された「青年鍛錬プロジェクト合宿」を介在に、先生がどのように日々カオスに形をつけていらっしゃるのかを学んでゆきました。

この夏、西日本を襲った豪雨――。その中で、八ヶ岳山麓で開催予定だった合宿の場所を変更するかどうかの選択が迫られる中、何を大切にすべきか、何を判断因子としてどう決断すべきであるのか。そのような状況もカオスと捉え、あらゆる検討課題を即時に判断し、スタッフを導き、光転の現実を生み出してゆかれる先生の姿に、誰もが自らのカオスへの向き合い方を振り返り、どう立ち向かうべきかを問い直す時間となったのです。

そして、2日目は、午前中の分野別研修のあとにシンポジウムが行われ、各分野における実践が発表されました。自らの職場を越えて、行政や海外まで影響を及ぼしている事例の1つ1つに、会場から感動の拍手が湧き起こりました。

カオスから光転の現実を生み出し、智慧と境地を育む

午後は、高橋先生の講演です。先生は、これまで本セミナーで学んできた「カオス発想術」を土台として、さらに人生のしくみについてお話を進められました。

私たちは、カオスに出会う中で外界に光転や暗転の現実を生み出してゆくこと、それだけでなく私たちの内界にも智慧と境地が育まれること、さらにカオスには典型的な4つのタイプがあること――。そして、そのような「魂の学」の人生観が、私たちの人生にどのような新たな開けをもたらすのか、お1人の経営者の方の神理実践報告を通して、説き明かしてゆかれたのです。「魂の学」のまなざしによる経営が持つ底力を参加者1人ひとりが感じ入るときとなりました。

最後に先生は、12月より始まる「第2次THE GATE Series Seminar」で、人間と世界の間にあるしくみについて探求し、実践を進めてゆくことを伝えられました。

これからの職場での実践に対する希望と、新たなシリーズセミナーへの期待――。それらを胸に、参加者の方々はそれぞれの現場へと旅立っていったのです。

参加者の声

内(心)と外(現実)合一の経営という新しい視点に驚いた

私も外界(現実)の世界でずっと経営をやっていたので、内(心)と外(現実)合一の経営という新しい視点に驚きました。特に心に残ったことは、今まさに起こっていることもすべてはカオスであり、それを光転することによって新たな気づきを得て、より良い世界に変えてゆくことが自分にもできるということ――。本当に感銘を受けました!

(40代男性・経営・東京・初参加)

内面の影響の大きさを感じた

だんだん仕事も減ってきて身につまされる中、「もしかして、これがカオスなのか!」と初めて気づくことができました。これから、内面の境地と智慧を獲得できるよう、「魂の学」を勉強してゆきたいと思います。私は、これまでいろいろな経営セミナーに参加してきたのですが、どこか表面的なものが多い中で、魂や心が影響しているということは考えたことがなかったので、今回、「ああ、こういうことなんだ!」と、内面の影響の大きさを感じました。私も自分の内面を見つめ直して、ここで学んだことを会社全体に共有してゆきたいと思います。

(40代男性・経営・東北・初参加)

ここには深さがある

このセミナーは、とても雰囲気が温かく、皆さんが笑顔で、これだけ多くの人がいるのに、何の違和感もなくすっと中に入ってゆけました。ここには深さがあると感じました。私も、先生の講演で紹介された神理実践報告の方のように生きたいと憧れました。1回ではわからないことも多いので、これからも継続して勉強させていただきたいと思いました。そして、「最高の人生」を生きたいです。

(60代男性・経営・東京・初参加)