「THE GATE シリーズセミナー第2回」での経営分野の研修の様子をご紹介します

2018年5月25日
レポート
経営

分野別研修のご紹介

セミナー2日目は、経営、医療、教育の分野別研修からスタートしました。

ここでは、経営の分野別研修の様子についてお伝えします。

参加者の中には、長引く業績の低迷、社員との関わりのねじれ、後継者問題など、日本の中小企業経営者に共通した問題を抱えている方が少なくありません。会場は、「その壁を突破する道を何としても発見したい」との熱意があふれていました。

研修では、高橋先生がつくられた「カオス10則シート」の取り組みを深めてゆきました。その中で、今まで考えてもみなかった視点から自分自身と自社について点検するばかりでなく、周囲との様々な関わりの現状など、普段まったく気づかないような角度から視点が入り、1人ひとりの中で次々と新たな発見が起こりました。

それは、人間や出来事を見る「新しい目」が開かれてゆく驚きと歓び――。シートの取り組みやミーティングを重ねるうちに、「自分は、問題の核心がよく見えていなかった。見ているつもりで、実は何もしていなかった」「周囲に無理難題を押し付けていた自分が会社を行き詰まらせていた原因だった」……など、今まで無自覚だった現実が内側からあぶり出されてゆきました。

原因を自らの内に見つけることで、後悔とともに「まだできることはたくさんある!」と、ほとばしるような強いエネルギーが生まれる。そればかりでなく、「カオス」の中に秘められていた可能性の輝きが見えてきて、その「カオス」に向かう心構えも確かになっていったのです。

その後、会場からこの期間の実践が分かち合われ、とりわけ後継者問題に関する発表に、共感の輪が広がりました。

終了後は、「自分自身の人生をこのように変えてゆきたい」「会社の問題にこのように向かってゆきたい」という新たな願いと具体的な方策を語り合う姿がそこここに見られ、活気にみなぎる分野別研修となりました。

以下、参加された方々の声をご紹介します。

参加者の声

発表された方々の実践は、「希望の道」と実感

対談による分かち合いは、素晴らしかったです。ミーティングを交えて、シートにじっくりと取り組むことができました。また、会場から発表されたお2人の実践は、「カオス10則シート」への取り組みを通して、困惑の現実から光を取り出してゆく鬼気迫るような内容でした。それは、共通のテーマを抱えている経営者にとって、説得力ある「希望の道」であると感じました。何より先生とこのシートのすごさを証すものだったと思います。

(A.Tさん、56歳、経営)

「問題」と認識していなかったことの中に「問題」を発見

シートにじっくり取り組みながら、「問題」と認識していなかったことの中に「問題」を発見して吃驚しました。「カオス」と捉えれば、たくさんの可能性があることが見えてくるのですが、今まで形ばかりに目が行き、自分なりの印象で捉えていたと思うと背筋がゾッとします。これからさらに取り組みをしっかり行い、社員との関わりを「カオス」と受けとめ、出会ってゆきたいと思います。会場からの発表もとても参考になりました。

(K.Nさん、58歳、経営)

自分の内面についての発見が、イモヅルのように出てきた

「カオス10則シート」取り組みが進むうちに、社員や外注先など、自分が社長としてのパワーが効く相手に対しては要求を高め、納期を無理強いしていることを発見しました。そして、自分の内面についての発見がイモヅルのように出てきて、周りの方と場のエネルギー、「魂の学」の有難さを感じ、これからの学びが楽しみでなりません。

(H.Tさん、51歳、経営)