7月10日(土)~11日(日)、「Golden Pathシリーズセミナー第3回」が開催! 2日目は、東京プリンスホテルから全国に発信

2021年7月16日
レポート
経営
医療
教育
高橋佳子先生

ゴールデンパス――絶体絶命の中に起死回生の道を開く

7月10日(土)~11日(日)、経営・医療・教育などの専門分野を対象とした「Golden Pathシリーズセミナー第3回」が開催され、全国各地の拠点およびご自宅等(G.ライブ[インターネットライブ中継])で約1200名が参加しました。
今回は、昨年10月に開催された「2020TL(トータルライフ)人間学セミナー」を起点として、1年間を通して行われたシリーズセミナーの最終回となります。セミナーテーマは、「ゴールデンパス――絶体絶命の中に起死回生の道を開く」です。
プログラムは、5月に開催された「青年塾セミナー」(GLAの青年会員対象)における高橋先生のメッセージ映像を視聴するところから始まりました。
昨年来のコロナ禍に翻弄される一方で、世界では次なる時代の主導権争いが始まっていること、そのような中で、私たちはただ右往左往し、憤慨し、絶望し、現実逃避するのか、それとも1つ1つの事態に対して、自分の主導権を発揮できる余地を何としても見つけ出そうとするのか――先生は、そう問いかけられます。そして、逆風の中にあっても、着実に前進することができる術、それが目の前の事態を光と闇の両方の因子を含むカオスと捉える「カオス発想術」であると説かれたのです。
続く研修では、これまでのシリーズセミナーでの先生の講演映像を振り返りながら、教材シート「カオス発想術実践シート」に取り組んでゆきました。さらに、先生が対話された3名の映像記録などを通して、ゴールデンパスを歩むための基となる「魂の学」の人間観・世界観を学んでゆきました。人間を永遠の生命を抱く魂と捉える「魂の学」のまなざしを生きることによって、どれほどの現実が開かれるのか。それはまさに、絶体絶命の中に開かれる起死回生の道を開く歩みであることが、参加者の胸深くに刻まれていったのです。

限界感を突破して、新たな業界の道を開く――高橋先生の講義

2日目は、1年7カ月ぶりに、東京プリンスホテルからの発信です。会場は、共に集い、学び合うことができる歓びで熱気にあふれていました。
昨日に引き続き、教材シートの取り組みと、医師による最新の新型コロナワクチンに関する分かち合いの後は、いよいよ先生の講義です。
先生は、働く現場において、事態を暗転に導いてしまう限界感について、その原因には、内なるカルマ(魂の歪み)と、外なるカルマとしての集団業があることを示されました。
そして、集団業は、空気のように目に見えず、そこに浸かっていることすら気づけないものだと語られます。それをどのように突破してゆくことができるのか、先生は1人の弁護士の方を壇上に招かれ、その歩みを実践報告として分かち合われたのです。
かつては、弁護士として順風満帆、けれどもなぜ弁護士をやっているのかわからず、根なし草のようだったというその方は、「TL人間学」を基とした法務を実践するメンバーと共に、永遠の生命の人間観・世界観に立って、法律観や事件観、法務従事者観など7つの項目についての再定義に取り組みます。そして、新しい法曹界の風土をつくり、それを様々な依頼者との関わりの中で生きた実践――。それはまさに、法曹界の業界業に埋め込まれた心から脱する歩みそのものであり、問題解決の仕方も結果も、以前とはまったく変わってしまったのです。
最後に先生は、参加者に、「内なる闇と外なるカルマを浄化し、次なる次元に転換して、新しい風土をつくり出してほしい」と呼びかけられました。
集団業という新たなまなざしを与えられた参加者は、自らの限界感を突破して、それぞれの業界の新たな道を切り開かんと、その挑戦に向かっていったのです。

参加者の声

新しい生き方をしてゆかなければならないと感じた

私の業界にも疑いようのない業界業があることに気づかせていただき、自分もすっかりその中に浸かっていたことを感じました。コロナ禍の中で、先生がこのような講義を下さって、「新しい生き方をしてゆかなければならない」と感じましたし、「魂の学」を実践する者の生き方を教えていただいた想いです。これを実践してゆけば、より深みのある進化した生き方ができるのだと感じました。今回、同じ分野の方とお話しでき、先生の講義を直接お受けすることができて、この雰囲気の中で学ばせていただくと、密度と深さが違うと感じました。

(40代男性・経営・九州)

自分の常識を見直して、新しいサービスを模索したい

集団業というお話がとても心に響きました。実践報告の方が業界の常識を1つ1つ見直し、リセットして実践してゆかれたことは、すごく貴重なことだと感じました。私はIT企業の経営をしていますが、「ここまではするけれど、これ以上はしません」と、線引きすることでリスクを負わないと思っていたんです。でも、自分の中で常識になっていたことを見直して、新しいサービスの道を模索したいと思いました。今回、先輩の経営者の方たちとのミーティングも持てて、すごく勇気づけられました。これからは、真剣にこの場で学び、従業員や家族と関わってゆきたいと思っています。

(40代男性・経営・東京)

今まで気づいていなかった自分を発見した

教材シートに取り組んで、今までほとんど気づいていなかった自分を発見し、いかに自分は主導権がなかったかを実感しました。そして、この1年を通して改めて感じることは、自分の力というのは実はほとんどなくて、助力の方が大きいということです。振り返れば、コロナ禍の厳しい状況の中でも、私自身の気持ちが揺らがなかったことは大きかったと思います。それは、先生が「魂の学」をお説きくださり、生きて証してくださったからであり、どれほど有難いことかと感じています。

(60代男性・経営・北海道)

私のためにお話しくださったようだった

自分でも強い限界感を感じていたので、先生の講義は、「私のためにお話しくださったんじゃないか」と思うほどでした。私は、病院に看護師として勤めていて、コロナでたくさんの方が亡くなったんです。「私は何もできなかった。何のためにここにいるんだろう」という喪失感を抱き、今の自分に限界を感じていました。でも、「自分も業界業を吸い込んでいたかもしれない。私が新しい風土をつくらなければならない。たとえ命を救えなくても、魂を癒やせるように、その方の人生を引き受けることはできるかもしれない」と思うと、もっと1人ひとりに畏敬の心を持って出会ってゆきたい、本当に響働したいと思いました。

(50代女性・医療・北海道)

「『TL人間学』はここまでの次元に来ているのか」と驚いた

東京プリンスホテルで開催される日をずっと楽しみにしていたんです。先生が登壇されたときは、「ああ、お会いできた!」と思って感動しました。先生のパワーやエネルギーを肌で感じて、ますますやる気が出ました。自分たちのカルマだけではなくて、外なる業界業を浄化することで、限界感を突破してゆくお話をお聞きして、「『TL人間学』は、ここまでの次元に来ているのか!」と驚きました。また、神理実践報告で、実際に業界業を超える挑戦をされている姿に勇気を頂きました。

(50代女性・医療・東京)

先生から学んでいる世界観・人間観を新しい風土にしたい

私は、非正規雇用で、皆に従っていないと一緒に仕事ができなくなるとか、意見の食い違いが起こってしまうのではないかという恐怖があり、「場に合わせてゆかなければ」と思っていたんです。そこにあるものをたくさん吸い込み、それがすごい勢いで、私の中に集団業として流れ込んでいることがわかりました。でも、今日のご指導を受けて、「違和感を大切にしていいんだ」と思えました。子どもたちに輝いて「光の心」を育んでもらうために、先生から学んでいる世界観・人間観を新しい風土にしてゆく一因子になりたい、そのために、明日からできることをやりたいと思いました。

(50代女性・教育・東京)

この場があることが本当に大きい

「TL法務」の皆さんの歩みに、すごく励ましを頂きました。業界としては、「効率よく、正確に」ということが求められるんですが、私は弁護士の仕事を始めたばかりで、それだけでハードルが高く、殻を破ることの難しさを日々感じているところだったんです。今回、「この場があることが本当に大きい」と改めて感じました。「魂の学」を基に、自分のやっていることを定義し直したり、心を語り合ったり、営みの中では見えないことが見えてきて、自分の中からエネルギーが引き出されてきます。

(20代女性・法務・東京)