トータルライフ総合事務局

私たちの実践:TL医療

患者さんに願いを果たしていただく ── そのためにはたらくことが私の人生の仕事と確信しています

患者さんに願いを果たしていただく ── そのためにはたらくことが私の人生の仕事と確信しています

東京都 整形外科部長:井上 清(53歳)

近影

私は脊椎疾患を中心に、日々、腰や背中の痛みを抱える患者さんの診察をしています。強い腰の痛みを訴えて来院されたAさん(40代女性)を受け持たせていただいたときのことです。腰の骨が溶け、これまでいくつかの病院に行っても原因不明のままで、腫瘍か感染かと私も途方に暮れました。
 「いずれにしても手術以外に方法はないが、そのリスクを考えると『できれば避けたい』という想いがよぎり、困難を背負うことを躊躇する自分の姿が見えたとき、わらにもすがるお気持ちで来院されたAさんに申し訳ない想いでいっぱいになりました。

Aさんとご家族に改めて正面から向き合い、これまでの経過とお気持ちをお聴きしてゆくと、「経営難の会社を背負っている両親を何としても支えたい」との願いを切々と語られたのです。

近影

 Aさんとご家族がお互いを想う深いお気持ちに、「困難な手術であっても何としても成功させ、Aさんに願いを果たしていただきたい」という想いが強く湧き上がってきました。すぐに「ウイズダム」(願い・目的を具現するTL人間学実践メソッドの一つ)に取り組み、先輩医師に協力を仰ぎ、術中のリスクへの対策を万全に整え、全力で手術に向かったところ、無事成功。対処できないと思った困難な病状が、TL人間学の実践にて、快復の道が開かれました。

 今、Aさんは願われた通り、いきいきとご両親を手伝っていらっしゃいます。
 病気を治すとともに、患者さんに願いを果たしていただくためにはたらくこと ── それが私の願いであり、人生の仕事であるとの確認をますます深めています。