トータルライフ総合事務局

コラム「元気が出る経営と経済」Revitalized Economy & Management

第二回 日本はもっと元気になれる ─志高き共同体への再生─

“精神”と“現象”をつなぐ─「受発色」とは─

高橋先生は、人間に対する見方の基本として、人間であることの最も大きな特徴は、“精神世界”と“現象世界”をつないで生きることにある、と言われます。

外なる現実からの刺激を感じ、受けとめ(受信)、次に考え、言葉や行動を起こし(発信)、相手側にその影響が現われる(色=現実)。言われてみて初めて気がつくことですが、一日に何万回何十万回とくり返しているこの「受発色」の働きによって、私たちが“精神世界”と“現象世界”をつないでいることは紛れもない真実です。その一方をふさぎ一方だけを伸ばし続ければ、歪みが生ずるのは当然です。その無理が閾を超えて今日の人間が人間でなくなりかかるほどの現実を生み出したのだと思います。

「受発色」の変革は世界の変革につながる

高橋先生は、私たち一人ひとりの「受発色」には、家族や生まれ育った環境、時代などの影響から様々な歪みがあること。しかし、それをほどいてゆくことによって、事態をあるがままにとらえ、“本来の自分である魂の輝き(愛念や智慧)”を発揮できることを明らかにされています。

そのような魂の成長は、これまでにない問題解決や創造の道をひらき、関わりの変化を生み、その環がひろがって世界に及ぶ。「受発色」を変革し、人間が魂として深化、成長することは世界の変革につながる。そのことを世界も、またそれを含めての全体である宇宙もよろこびとし、共に深化する。高橋先生はそのように世界と人間の関わりの深奥を説き明かして下さっています。

何と深遠で、本質的で、私たちの心を打つ人間観、世界観であることか、感動せずにはいられません。